離散的で文明的な生活|ノートPCとタブレット

 カレンダーに書き込んだスケジュール通りに生活をする、眠くても起きるし、やる気がなくても仕事をする、社会生活を営むために24時間(ないし、週・月・年)を適当に仕切った生活とは、暴力的でありながら、その離散性ことが人間の文明的な生活を象徴していると思う。

文明的な生活とは離散的に規定されたものである

 眠くなったら寝て、おなかがすいたらご飯を食べる。本能に抗わない生活に憧れる一方、いざ想像してみると、実態は欲望に素直なサル同然の生活様態であることを思い知らされる。
 社会生活を営む上で、みんなの足並を揃えるために、あるいは個人の生き甲斐のために、連続的な天体運動のごく一画で行われる人間の営みはすべて離散的に整理されていて、それが人間とサルとの生活の違いであり、人間を人間たらしめるひとつの要素だと思う。

 例えば生活空間は建築によって四角く構成され、外を歩けば歩車分離、24時間で一日が回り、食事は一日朝昼夜の3回(江戸時代以前は2回だったらしいけども)、10進数の数字と辞書に載っている限りの概念と言語でコミュニケーションをとる。天気の移り変わりは連続的である一方、今日は晴れ、明日は雨と、人間は生活に合わせて自然現象すらも率先して離散的に切り取ってしまう。

 こう考えると、眠い目をこすりながら仕事をしたり、使った食器を洗ったり、生物的な欲求を排斥することそのものが、きわめて人間的で文明的な営みなのだと肯定的に捉えることができるようになる気がする。面倒臭いと思いながら、部屋の掃除をして仕事をして、打ち合わせをして上司に頭を下げる、たまに雨上がりの空にかかる虹に心打たれてカメラを向けながら、再び離散的に定められた人間界の日常生活に戻っていく。どうしてこんな生活を、と潮垂れることもあるけれど、これこそが人間であり、生きる活力に繋がっていくのだと思う。
- - - 

◆日記

 ノートPCを買うかタブレットを買うか、あるいはいずれも買わないか迷い中。。
普段は17万円程度で組み立てたデスクトップPCで作業していて、全てのデータ管理や文書作成・創作活動、ラフから納品まで行っているのですが、基本的に外出先での打ち合わせや作業ができないので長期間の外出ができません。

 外出先でできる仕事が限定されることは許容しつつ、持ってると便利なこともあるかなと可能性を考え中。ちなみに板タブとbluetoothキーボードあり。

議題:ノートPCかタブレットの購入を検討中

理由:外出先で作業したい/気分転換に外で作業したい/落書き用

メリット:外で作業できる/打ち合わせに便利

デメリット:データの管理が一元化されにくい(クラウドを使わないから)
      アプリの設定し直しが面倒
      どちらのPCで作業するか選択肢が増える

実用的な気もするし気休めな気もする。
それとノートPCとタブレットの比較↓

比較

ノートPC

タブレット
特徴

・重い(1.3kg)、充電器大きい

・そのもので絵を描きにくい

・データ管理しやすい

・文章作成 ○

 ラフ作成 △

 清書作業 △

・軽い(0.5kg)、充電器小さい

・そのもので絵を描きやすい

・データ管理しにくい

・文章作成 ○

 ラフ作成 ○

 清書作業 ×

あれこれ羅列してたらいらないような気もしてきた、
悩みすぎてもしょうがないのでもうしばらく考えようと思います。

デザフェスで机のレンタルを忘れた話

◆日記

 designとは「設計」であり、課題を解決する手法の一つです。発生した課題はデザインによって解決され得、デザインとしてもそれこそが本質的な価値であります。

 ところでデザフェスで机のレンタルを忘れました。

 あれ?でもブースに机あったじゃん、とお思いの方、いらっしゃるかと思いますが、そうです。これこそが私のデザインフェスタでもありました。

 おそらく自分以外にもいるであろう、いつかやらかすであろう、机のレンタルを忘れた人の救いとなるべく、机のレンタル忘れた体験記をメモしておきます。

🔍 デザフェス 机 レンタル 忘れた

 あたりで検索をかけた人が、幸運にもおそらくこのページに辿り着くことを願っています。

- - -

 今日までの16日(土)と17日(日)は、東京ビッグサイトデザインフェスタ(通称デザフェス)がありました。デザフェスはまず抽選から始まり、当選時点で与えられるのは出展スペースのみで、そこから各自、机や椅子など、出展形式に合わせて必要なものをレンタルする必要があります。

 レンタル期限は開催日の二週間前までと、かなり余裕をもって設定されているのですが、他のアートイベントではブースに予め机椅子が附属しているものが多く、なおかつ今回が初めての参加ではなく慣れ始めてきたこともあり、いつかやらかすであろう失敗を早くもやらかしてしまいました。

 しかし課題を解決することがデザインなら、デザフェス本編に先駆けて発生した課題の解決に取り組むことは、むしろ誰よりも本質的なデザインフェスタをしているとも言っても過言ではありません。

 

 前置きはさておき、自分が机のレンタルをし忘れたことに気付いたのは締切から3日ほど過ぎたタイミングでした。誕生日を迎え呑気に過ごしている間にも、社会は非情な速さで回っていきます。

 調べてみるとどうやら当日レンタルなるものがあるようで、肩身を狭くしながら電話で確認してみると、当日の朝6時半から備品のレンタルが始まる、在庫はある限り、ひとつふたつなんてことはないと思うけど…、とのことでした。

 とにかく今はこれに賭けるしかないと、会場から1時間程度の距離にホテルをとり、前泊して当日6時半には到着できるように準備をします。多少身銭を切ってでも、できることをして最低限の可能性は残しておきます。

 一旦は解決するものの、うまくいくかどうかは当日次第、矢も盾もたまらない日々が続きます。机のレンタルができず、当日フリマをすることになった人のブログがないかを探し、自分の気を紛らわせながら当日を待ちます。

 果たしてこれでいいものか、何か他にいい案はないものか、、

 

 と、ここで一つの天啓が舞い込んできます。

 

 自分でキャンプテーブルを持ち込めばいいのでは…?

 

 しかし、圧倒的インドア派の自分がアウトドア用具を持ち合わせているはずもなく、誰か身近でキャンプテーブルを持っている人は、、、と思案するも、デザフェスでレンタルするような机は通常細長く、大人数で食事をするようなキャンプテーブルは正方形に近いものが一般的なはずで、そう思うと到底、図々しく知り合いに尋ねる気にもなりません。

 

 こうなったら、、、

一縷の望みをかけて恐る々々Amazonでキャンプテーブルを検索してみると、
以外にも3000円程度でそれなりにいいサイズのテーブルが販売されています。

 なんと、デザフェスの机のレンタル料は3000円強なので、自前でテーブルを用意する方が、今後を考えるとむしろ合理的である可能性すらでてきました。重さは4.5kg、普段持ち歩いているエレキギターが3.8kgであることを考えると、持ち運べない重さではありません。複数のアウトドアテーブルを吟味したのち、組み立て後のサイズと持ち運びやすさを考慮し、意を決して購入します。

 

 翌日には到着し、いざ組み立てると、多少値段相応、重量相応にグラグラするものの、個人的には★5の快適レベルでした。前回デザフェスで使っていた机の幅は150cmですが、コミティアでは90cmの幅でブースを作っているので、120cmもあれば十分販売できます。

 販売するグッズ自体はデザフェス会場に送ってしまっていたので、キャンプテーブルはホテルに送り、当日の朝に会場まで持ち運びました。偶然にも舞い降りてきた天啓になんとか助けられ、無事デザインフェスタの2日間をやり過ごすことができました。

f:id:tan_hanem:20241118000131j:image

 当日は前回来てくださった方や大学の友人、SNSで繋がりのある方など、いろいろな方が遊びに来てくださり、とても楽しい(誰よりも本質的な)デザインフェスタになりました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました!裏ではこんなことがありましたが、楽しんでいただけていたら幸いです。

- - -

 ちなみに椅子はどうしたんだとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、椅子はレンタルせず、スーツケースにバスタオルを載せて丸2日間過ごしていました。むしろ椅子をブースにいれるスペースがなかったので、ちょうどよかったと思います。

 溢れんばかりの創作意欲を制御能わず、机のレンタルすら忘れてしまったすべての作家の皆さんが無事にデザフェスできますように、末筆ながら、心よりご多幸をお祈りしております。

寝すぎる弊害|奨学金

◆日記

  8時間の睡眠は人を陽キャにさせ、太陽を求め、危機感を取っ払い、あらゆる物や人へと好奇心を向け始めます。最適な睡眠時間は7,8時間だとよく言われますが、抜群なコミュ力や判断力とは裏腹に、集中力としては峠を越えてしまうんじゃないかと思っています。

 多忙を極めた現代において、ベストな一日に必要な行為は大方予定されているものであり、―――N時まで○○の作業、M時まで△△の作業―――そのため余計なことを思い立たないよう、自分の好奇心を手の届く範囲以上に広げないことは却って役に立つのではないかと思っています。

 体感としては、プレゼンテーションをしたり打ち合わせをしたり、休日遊びに行くような日は8時間以上の睡眠が望ましく、坦々とタスクを片付けるような平日は6~7時間睡眠に抑えた方がいいのではないかという自論があります。狭窄的な視野のもと、ただ業務に集中できる状態を作りたいところです。ちなみに自覚はありつつ、作業に集中しているときはまあまあ不愛想になっていて、これはマルチタスクができないこともあり不可抗力だと割り切っています。
 また、それ以上に睡眠時間が短くなることに関して、5時間あればまだ動ける、けど話せるかどうか微妙、4時間以下の睡眠時間だとほとんど使い物にならなくなり、言語野の活動が完全に停止します。忙しい中、テレビで喋り通すタレントやアナウンサーの皆さんには本当に頭が上がりません。。。

- - -

 大学院の分の奨学金を返済しました!そういえば毎月コツコツ返していたけど案外時間がかかりました。

 自分が在籍していたころの国立大学の授業料は年間54万円でしたが、成績だったか家庭環境だったかで授業料を半分に免除してもらっていました。また、大学院修了時には奨学金の返済を半分免除してもらったので、計算するとわかりますが、大学院の2年間はぴったりタダで通学していたことになります。

 学部のころは正直あまり調べていなかったので、(もとい、課題に追われ過ぎるあまり、学生支援課に立ち寄るようなリテラシーが欠けていて、)本当は入学金だったり授業料だったりを減らすことができていたのかと思うと、多少の後悔の念が湧いてきます。

 というわけでまだ学部分の奨学金が倍ぐらい残っているはず、真の完済はいつになるんだろうか、、、というお話でした。未来を見据えて上手に生きるのも大事だなあと思います。

線形性と松竹梅

◆日記

You are a VISION!(あなたはなんて美人なんだ!)という英語を聞くと、「vision」が「美人」に聞こえて oO(今のは英語だったのか…?)とよく思います、知る限り2つの映画で聞いたことがあるので、よくある慣用表現なんでしょう。

ここのところ、お昼ご飯にはいつもセブンイレブンのサンドイッチと、熱湯を注いでできるインスタントスープを食べています。おなか一杯食べるとすぐに眠くなってしまうので、なんとか夜まで耐えられる程度の量をお腹にいれることで絶妙なバランスを成立させています。一昨年辺りはほとんど毎日ランチにでかけてお腹一杯食べて、それでも午後に眠くなることが全くなかったので、果たして何が違うのかとうすら疑問に思っています。

日記の内容がくだらなさすぎるかもしれない、気持ちとしては日記がおまけなので…
- - -

◆メモ

線形的に物事を進めたいと思う、後戻りせずCtrl+Zをしない。これは欲求というより夢。試行錯誤する時間を与えられると、最終的な成果物のクオリティを管理できなくなる、大事なキーワードに付箋を貼って後回しにするのと同じように、これはすなわち完成までの道筋の敷設を後回しにすることである。

始める前から完成がイメージできるように/物事を進めながら完成に向けて舵取りができるように、その中でできる試行錯誤を含めたプロセスを身体に埋め込んでおく必要がある。

ここのところ時間をかけることに対する忌避感が強い、時間をかけずともいいものに辿り着くべきという理想を描きがち、とにかく作業スピード∝回転率を上げたい。理想主義でありながら地に足をつけた実利的なさもしさを兼ね備えている。とはいえ実利と精神的価値を比べた時、前者と後者は互いに依存しているので、活動時間の内にはそれぞれにかかる時間の逆数だけ頻度として按分されるべきだとは思う。難しい本を何日もかけて読むような経験はそれこそ実利に専念するうちは味わえない訳で。。

何事も3層程度に上塗りをして完成させたいと思う、一層目で梅、二層目で竹、三層目で松。背伸びをしてでもやるべきことには+αで上塗りを重ねて極とでもしてみる。毎日描くような日記やメモは1層で足りて、むしろのその粗々しさが味であり、こういうブログは少し推敲がかけられて梅~竹くらいになっている。個人的にXのつぶやきやInstaのストーリーズですら竹程度に推敲してたりする、梅程度でも見せられるような図々しさがほしい、梅独特のグルーヴ感は竹や松では味わえないから。

この松竹梅が線形グラフの時間関数になっているといい感じなんだけど、実際にこの松竹梅は同じ経路を描いていない。梅には梅なりの、松には松なりのゴールを見据える必要があり、考えてみればそれはその通りで、10分の漫才を開始4分のところで打ち切っても、いくら途中が面白いといえども「どうも、ありがとうございました~」と〆られなければ漫才としては壊滅しているも同然になってしまう。

ブログ新調|1年の抱負

また一つ歳をとりました、毎年31日が誕生日になるおかげで翌月をフレッシュな気持ちで始めることができます。
SNSやwebページを活用したいと思い、ブログも新たに整理しました。過去のブログも載せたいと思いつつ、内容としては特に意味のない思春期特有の葛藤が綴られているだけなので隠れコンテンツとしてどこかに置いておくのがいい気もしています。

せっかくなので今年の抱負を漠然と掲げておきます。自分の士気を上げる意味合いが強い、といいつつ日常的には業務に全集中して過ごしているので、以下のメモ書きは基本それ以外の時間で達成することになります。去年にも目標を立ててはいたのですが状況と優先順位が変わりすぎて全部リセットされてしまいました、、、これはいい意味でです。

勉強

インテリアコーディネーターの資格を取る過程で体系的にインテリアを学んでもいいかと思いつつ、いざ本を開くと建築士の試験と範囲が半分オーバーラップしていて、せっかく気持ちよく忘れた内容をもう一度覚え直すのがあまりにも惨めでやめてしまいました、、

というわけで次点の英語習得が繰り上がり、最近は特にシャドーイングをしたりChatGPT相手に話す練習をしたり、少なくとも家にいる時間は日本語を使わない生活をしてみたりしています、字幕なし洋画とスムーズな英会話を目標としつつ、定量的な指標としてTOEIC900以上はほしい、(900点で話せるようになるとは思えないけど、)まあ気持ちに余裕があったらIELTSでも受けようかな、あまり積極的ではない、(けど日常遣いできることとそれこそ同義なのではと思う、、)という感じです。
さらに次点には独語と中国語があるのですが、まあでも一番習得に近い英語を一旦頑張ろうかなと思います、発声の筋肉を鍛える意味でも理にかなっているんじゃないでしょうか。
大学卒業時点ではスコア800くらいでした。

創作

早く描く&クオリティを安定させたい、映像に携わるようになってレイアウトに対する態度が少し変わりました、業務を熟す上で描きなれていないものを描く場面に直面することも多いので、その都度引き出しを増やしながら、それとは別に目標を持って虱潰しに描けないものを減らしていこうかなと思います。わざわざ言わないまでも描きたくないもの以外に描けないものがあったりする。世の中のアニメータ、手が速い人が多い、、、自分はアニメーターじゃないけど。
ついでに今の時点で作りたいアニメーションが3つくらいあり、去年から掲げてたにも関わらず優先事項が入れ替わってしまったのでまだ手を付けてません、ちょこちょこ取り掛かりたいなと思います。少なくともひとつは仕上げたい、今絵コンテは作り始めています。

SNS

姿を眩ましやすいので生きている証明として活動的になりたいなと思いました、我ながら極端な成果主義かつ秘密主義なので、それらしい呟きをするのは性格的に難しいのですが、昔懐かしい個人サイトを運営していた時代を思い出しながらもっとネットの海に顔を出してもいいんじゃないかと思うようになりました。

生活

早寝早起き、0時就寝7時起床、保湿、運動、楽器の練習、日曜日には自炊をして、一日の終わりにはシンクに洗い物を残さない、だらしない恰好をしない、いいものを使う、文章を書く、読む、鑑賞する、議論する。

- - -

いろいろ挙げつつ、特に一番大事な生活習慣を確立しない限りは芋づる式にすべて計画が崩れてしまうので、しっかり寝て全力で一日を生きられるように頑張りたいと思います。
ちなみに昨日は健康診断だったのですが、身長体重、聴力視力も変わらず、X線異常なし、血液検査の結果は後日送付されるということでしたが基本的には健康そのものって感じだったので夜はラーメンを食べて全てを中和しました。

週1,2回くらいのペースで更新できるように努めます。基本的には毎日書いている日記のプライベートな部分を除いた寄せ集めにするつもりです。
読んでいただきありがとうございました、どうぞよろしくお願いいたします。